VSドイツ
ドイツの戦術は攻撃時は3バック、守備時は4バック
特に守備時は1-4-1-4と少し前がかりの守備体系ですので日本のエリアからのビルドアップ時にプレッシャーを掛けてボールを運ばせない戦術を用いています
そのためW杯ではほぼ日本エリアでの戦いになってしまい上手く守備→攻撃が機能しませんでした
今回は日本のビルドアップは上手く機能していました
何をしたのかというとワンタッチでのプレス回避です
口では簡単に言えますが日本選手の技術とポジショニングが出来ていないと機能しません
常に2つのパスコースを確保出来るように非ボール保持者が動いてドイツのプレスを回避しつつボールを前に運ばないといけない訳です
そこで重要になるのが数的優位の所を見つける能力
ドイツは守備時には1-4-1-4でサイドは2人で守りますサイドバックとウィングですね
そこに対峙する日本選手もサイドバックとウィングです
そのためトップ下の鎌田が右サイドに流れて
3対2の数的有利を作り出し右サイドからのチャンスが増やすことが出来ました
何故鎌田は右ばかりかと言うと左には三苫がいるからです
三笘には数的有利ではなく三笘がボールを動かせるエリアの方が重要になります
つまり質的有利があります
鎌田が左に流れるとマーカーも付いてきます
三笘の良さを消すことになりかねない為に鎌田は左にはほぼ行っていません
鎌田は右に流れることで一瞬の数的有利でマーカーが付く前にワンタッチパスを出すことでチャンスを演出していました
これは監督の指示なのか選手同士で話し合ったのか分かりませんが
ビルドアップからの崩しの形として再現性が高いので
再びドイツと試合をしても勝つ可能性が高いと考えられます
後半の3バックもしっかりと機能していましたね
後ろがかりの戦術のためドイツのボール保持率は当然上がりますが
待たせられているだけで危険な場面はほぼ皆無
そして有効的なカウンターも多く発動していたのでW杯と違って安心して見られました
3バック、4バックは両方とも高水準で出来ないとダメ
今日のトルコ戦は大幅に変更するようですが全とっかえで良いと思います
呼んだ選手を全員使うのが良いと思います
是非、よろしくお願いします‼️森保さん😁
